虹の書斎

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秋、夜中の音楽

 

冬のような寒さが訪れている。

深夜から冷たい雨が降りつづいて午前中は空が煙って見えたが、

今は雨も上がり、曇りではあるが空に明るさがうかがえる。

このあと夜にはまた雨模様になるみたいだ。

秋はどこへ行ってしまったのだろうか、

着る物1つとっても塩梅に戸惑う。

体調管理が難しい10月。

昨日今日はダウンを着て外に出た。

 

元気に行楽地へと出かける秋や、食欲や運動の秋を求めることは、

以前に比べてあんまりしなくなったが、

むしろその分、秋にはいい曲を聴いて、

じっくりしみじみと過ごしたくなった。

 

    秋は一体どこへ行ってしまったのかな…

    年々秋が短くなる。

    寂しいけれど、しみじみしながら生きる余裕が見出しにくくなった世の中、

    人の中の秋そのものが薄れてきてる表れなのかなぁ…

 

などと、音楽越しにとりとめのない思いをあれこれ巡らす。

そんなことをしたくなる秋。

他愛もない思索に興じる秋。

日常の痛みを思えば、そのくらいの贅沢も許されるだろう。

 


深夜にしっかり雨が降り続いている中、

ちあきなおみAimee MannAlison kraussのアルバムを立て続けに聴いた。

寒くなる時は元気づける曲よりも、

ゆっくりトーンダウンして、気から沈潜させてくれるようなものがいい。

美しく上質なボーカル、郷愁を誘うメロディ、

しみじみと耽って、愉しむ。

 

眠気を押しやって、

不意にそのあとモーツァルトの「おもちゃの交響曲」を聴いた。

ポッポッ…ポッポッ…♫

…かわいい(笑)

真夜中に心がほころんでゆるみ、顔が笑い出す。

とても有名な、約7分の子供のおとぎの世界、

愛らしくてくすぐったい童心が甦る。

 

初冬のように寒い夜中、音楽の時間。

しみじみと、ほっこり。

情緒を心地よく静め、そして温め直しほぐしてくれた。

年とともに、こういう時間が何よりも、

秋から冬にかけての密かな楽しみの1つになってきている。

 


馨公