虹の書斎

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整理整頓と断捨離と

 

秋冬を見越して、巣支度を本能的にしたくなったからなのか、

友人が家の大掃除をしている話を聞いて、無意識に触発されたからなのか。

それとも、埋もれていて気が付かなかっただけで、

今までの何かを、もう終わりにしたいような、刷新したいような本心からの衝動が、

ここで噴き出てきたのか。

 

ずっと気になっていながら手つかずにしてしまったままの山積みの本やCD、DVD…

というか、身のまわりのすべて。

身体をまた傷めやしないか、

下手に身体を動かして持病が悪化したりしないかと、

危ぶむ心をとうとう、もういいや、整理しよう!…と吹っ切って。

でも、気を付けつつゆっくりやろう…とマイペースに。

 

夏の終わりと初秋の気配を感じたあたりの8月末頃から、

ひと月の間ずっと、

時間を見つけては住まいの掃除と整理整頓、断捨離の作業をし続けていて、

今も没頭している。

 


少しずつちょこちょこ整理して、売るものや廃棄するものを選り分けたり、

終日コツコツずっと棚という棚、物置や天袋の中、

しまってあった段ボールや箱の中身まで1つ1つ取り出して精査して。

仕分けと片付けと、改めてコンパクトに収納し直すという一連の作業をひたすら行い、

結果、居住空間のほぼ全域に手を伸ばすことになってしまった。

 

点火したまま燃え続ける整理整頓熱は収まることなく、

自分のペースで取捨選択しながら、

着実に課題をクリアしていく感じが妙に心地良くて、

刷新というか再生というか、

実務的なかたちでの癒しになっている。

具体的な成果が整いとなって目に見えるのが、今の自分に合っているのかもしれない。

 


もっと場所をちゃんと調べてうまく処理すれば高く売れるだろうなこれは、とか。

もったいないかな…まだ手放したくないかな…

いつか読み返したくなるかな…

などと未練の思いが湧いては、何度も立ち止まる。

でも思いはそのままに、処分できる本やCDやDVDをどんどん選り分けて、

何度も最寄りのチェーン店の古本屋へと持ち運ぶ。

 

あれっ、この人また来た…と、

カウンターの中のお兄さんが、怪訝そうな表情でこちらを見る。

というか、そんな気がする。

ちょっと恥ずかしい思いがかすめたりするのだが、

でも、キチッと少額でもお代を頂くと、

その瞬間に自分のどこかから、何か重みがスカッと引き抜かれるような感じがして、

断捨離というのは不思議だよなと、レジカウンターで都度思う。

これでよかったのだと、仕事完了の確信を得て家に戻るのだ。

 

 

本当に必要なものは、実はそんなにはない。

ある時期には必要で、すでに縁を終えているのに留めたままにしてしまったもの。

その手放しの見極めと後処理。

掃除と整理整頓、断捨離ってケジメなのだな…と、

そんな風に今更ながらに感じながら、

内省のような、修繕のような、脱皮のような作業に没入したひと月、9月。

整理整頓も暦も、あと少しで終わる。

 


馨公