虹の書斎

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夏模様


8月に入った初日から関東はゲリラ豪雨に見舞われ、

その後も、曇りと雨と晴れが1日の中に混在するような、

何ともすっきりしない空模様の日が続いた。

 

南海上で勢力を増した台風5号が、九州を横目に四国沖から関西へ上陸、

このまま日本を縦断するらしい。

空が幾つものグレー系に層をなして、疾い。

 

 

目線の先を空から地上の遠景へ下ろすと、

あちこちの木々の緑が本格的に濃く厚く繁茂していて、強まる風に揺れている。

濃緑に心染められる。

 

一面に広がる草緑色の、絨毯のように美しい稲の原に、

サァーと風が渡るたびに、

田圃全体にザザザと波が立ち、遠くまで柔らかにうねりゆく。

 

深緑色、常磐色、草色、萌黄色…

様々なグリーンが目白押しに共演する夏ならではの宴だ。

曖昧な空を置き去りにして、盛大に栄えている自然にひととき感嘆する。

 

 

少しゆっくりめに散策モードで歩きながら、

視線を近くへ、周囲へと戻して辺りをうかがうと、

普段は見落としている色や形、種類が目前に浮かび上がってくる。

 

ヤブカンゾウオニユリが、草の緑の中にオレンジ色を添えていたり、

黄色やマジェンタのオシロイバナの鮮やかな花が、

緑と空と、一瞬の強の日差しに映えていたり。

 

百日紅(サルスベリ)、凌霄花(ノウゼンカズラ)、向日葵(ヒマワリ)、芙蓉(フヨウ)、槿(ムクゲ)…

夏の花達のカラフルな色彩パレット。

白い花のそのクッキリとした白さが気持ち良い。

 

 

柿の木を見ると、

緑色の小さな柿がもうたわわに実っているが、

秋に向けて少しずつ大きくなる過程の、まだまだ序の段という風情。

 

梨の木にもたくさんの実がなっていて、こちらはもうテニスボール大の大きさ。

十分機は熟している感じがするのだが、

早く収穫しなくて大丈夫なのだろうか。

 

栗の実も形はすっかり出来上がり、あとは熟成を待つばかりといった様子。

まるで葉の上にボールがくっついているみたいに、

黄緑色のイガイガの実がたくさんなっている。

 

 

葉と花と実が渾然一体となって、

夏の季節の一幕を、風景の中に表現している。

己れの生命をじっくりと生きて、成熟へと向かっている。

 

秋の下地がこしらえられていく、もう1つの夏模様。

スムーズな移行を着々と進めて、自然界には抜かりがないようだ。

高らかなセミの鳴き声の世界…

雨が、いよいよ落ちてきた。

 

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馨公