虹の書斎

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梅林にて

 

目の前にほころぶ梅一輪一輪を愛で

美しさを讃えて

白くて小さなまるい花びらが

競うように重なり合い、蕾もたくさん

交錯する枝々に溢れんばかりに咲く

可憐で愛らしい梅の花たち

見上げると、満開の白に夕空の広がり

思わずため息が漏れた

 

光が彼方へと薄れ

別次元に沈みゆくシンと冷えだした場に

ほのかに漂う馥郁たる香りが

なんて優しいのだろう

しっかりと地に根付いて佇む

芯の定まった梅の木々たちの

根元から立ちこめる幽かで安らかな静謐が

梅林を支えていた

 

雪の降るような厳しい環境にもひるまず

蕾をつけ花開いて、春を告げる梅

冬の間に縮こまって強張る自然を

ふわりと和らげるのは

精妙で清らかなアルペジオのような

白梅が奏でる生命の響き

暗くなった戻りの道

その典雅な調べが、冬をそっと解いていた

 

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馨公