虹の書斎

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次期アメリカ大統領いよいよ

ドナルド・トランプ候補が大統領選出馬を決めてから。

その是非についての議論は活発にされてきたものの、

いつか勢いは失速して舞台からは消えるだろうと、

誰もがそう予想していた。

結局アメリカ国民も世界も、

トランプ候補の一挙手一投足に、

最後まで右往左往させられることとなった。

 

トランプ候補を面白がって取り上げたものの、

しまいには驚くべき支持を得てしまい、

やっきになって否定の材料を探して伝えようと、

なりふり構わぬ錯綜ぶりを露呈することとなった米メディアも、ここまで。

 

これから結果がどうなるかはさておき、

とりあえずやっと…

ヒラリー・クリントンvs.ドナルド・トランプ

次期アメリカ大統領を選ぶ、選挙の投票日である。

とうとう勝敗の決着がつく。

 


もともと対立候補に対するネガティヴキャンペーンは織り込み済みの米大統領選挙。

けれど、こんなにもお互いがひどい中傷合戦を繰り広げるばかりで、

罵り合いしかしていないような展開は、

さすがに初めてのことだ。

直接討論に関しても、ただただ閉口してしまうような内容となった。

 

アメリカ大統領といえば、

いかに弱まってきているとはいえ、今も世界最強国アメリカのトップ、

つまりは世界最高権力者とも言える存在である。

その唯一無二の職務につこうかという二人の候補が、

このような内容の討論をしてしまうのか?

正直これからのことを想像したら、

おぞましいと形容するべき事態が近づいているのではないかと、

放映を見終わった時は、少々ゾッとした。

 

メディア大手は諸手を挙げてアンチトランプとして力を行使し続け、

ここのところの投票直前の時期は、

レディー・ガガビヨンセ等名だたる芸能セレブが、

クリントン候補のために応援演説に駆けつけているようだ。

 

アメリカ国民が実際どういう風にこの事態をみなしていて、

これからの自国をどうしていきたいと思っているのか。

膨大な数の国民が選ぶ投票の結果こそが、

その全てを語るということになるのだろうが、

もう従来の権威尊重の形態や既得権益の構造には辟易としている…

という国民の声がとても切実で大きいことが、

すでに何よりも、

自由の国であるはずの、あったはずのアメリカの問題の深刻さを、

伝えていると思う。

 


ところで、低学歴の白人男性はトランプ候補支持で、

高学歴ホワイトカラーはクリントン候補にと、

簡単にまとめて伝えられているフシがあるが、どうだろうか。

 

トランプ候補のように、物議をかもす扇動的な発言者の場合、

その支持者は、周囲からの反発を避けてそれを秘匿すると容易に想像できるし、

そこにはどうもアメリカならではの男性優位の意識も見え隠れしている。

国民一人一人が本心の在り処を公にするかどうか。

今回のような状況では、

本当のところは決して見えてこないと推測できる。

 

そして例えば移民問題一つとっても、

単純にクリントン候補が有利とは言えないような、国内の事情も窺えるし、

従来型の経済を踏襲するクリントン候補を、

もうたくさんと切り捨てている女性も決して少なくはないはずである。

 

候補に対する有権者の実の声は、

今回の大統領選は特に表には出てこない。

投票結果まで、本当のところが誰にもわからないのだ。

支持政党や、自分の立ち位置を、

明らかにすることを常としてきたアメリカ国民だが、

今までのルールとは違うやり方で、多くの人が臨んでいる可能性があることからも、

前代未聞の大統領選挙になっていると言えると思う。

 

選挙が終わった後も、しばらくはゴタゴタしそうな気配も感じられるが、

いずれにせよ、長かった選挙キャンペーンは終了した。

ああでもないこうでもないと、

特にトランプ候補に対してのいろいろな報道が目立っていたが、

そのせいなのか、この期間中、

ゴシップのような醜聞ばかりが飛び交った印象しか、記憶に残っていない。

 

先日映画のPRで来日した女優のメリル・ストリープが、

「もう重荷。早く大統領選挙が終わって欲しい。」

と質問に対して答えていたが、

まさしくそれが、

アメリカ国民の総意なのではないだろうか。

 

今日やっと、そのケリがつく。

 


馨公