虹の書斎

花散策 テニス(Rフェデラー• 観戦感想) 健康 肌ケア 音楽 時事 詩 雑記etc

黄金の夕刻

夕日が世をひたすらに照らしていた。

膨大な輝きが尽くしている夕刻だった。

赤々と燃え映える夕焼けとは異なり、

東へと渡る太い束の光線が、透過し重なり合いながら溶けて、

地上にまで降り注ぐような黄金の横溢だった。

 

光を全身で受け止めている雲が巨大なゴールドトパーズのように、

凄まじい光輝の塊と化していた。

神様、何かいい事あったのかな…

畏怖ではなく歓喜と言いたい甘やかな神々しさが、

空全体に満ちていた。

 

f:id:umenokiyoshitaka:20161024010109j:plain

 

色のグラデーションは刻々変化し、

昼夜の境界線がいそぎ足で駆けていく空。

残光が西を黄金色に染め上げ、

茜や桃、サーモンピンクや桜貝の色を雲へと間配る。

すぐそこまで忍び寄るインディゴ・ブルーの宵闇。

ベクトルはもう、遠く透ける宇宙の方を向いていた。

 

f:id:umenokiyoshitaka:20161024010315j:plain


馨公