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虹の書斎

花散策文や詩、音楽やスポーツ、健康や時事関連等心の赴くままに記しています。

カラフルなランタナ

我が家のランタナが咲いた。

今年は元気がなくて、全く花の気配がなかったのに、

朝晩がヒンヤリする本格的な秋を迎えてから、

何故か蕾をつけ始めていた。

一体どうしたのだろう?

何が起きてそうなったのか…。

街中のランタナはみな花も葉も落ちてきて、

冬支度に入り始めているというのに。

 

理由はよくわからないが、

思ってもみなかったところに、何気ない幸せがふと舞い込んだみたいで、

なんだかとてもうれしい。

花が気になり、意味もなく様子をうかがいに行ってしまう。

 

マゼンタとオレンジ。

鮮やかな濃淡ピンクと黄色。

赤とオレンジ、赤と黄色。

パステルピンクとライトイエロー。

黄色や赤、紫系の単色…。

 

ランタナの花は色とりどりで、

まるで夜空の花火がパァッと開くのにも似た姿で開花する。

けれど直径は5cmにも満たない小さな花ぶりだ。

 

近づいてアップで見てみると、

小さな笑顔がいっぱいという感じの明るい解放感。

たくさんの細かなハートがくっついて重なり合って、一つ一つの小さな花が出来上がり、

それがさらに集まって、一つの花型が完成しているみたいな。

胸はずむような可憐で可愛らしくて、愛すべき魅力がある。

 

そういう元気なイメージのランタナ

カラフルな色彩感でたくさんの綺麗な花を咲かせる割には、

騒々しさは感じさせない印象がある。

街中の道路沿いや住宅地などでよく見かけるけれど、

目立つ色合いの花なのに、どことなく出しゃばらずに控えている気配。

見たことあるという人は結構いたとしても、

小さい花がたくさん咲いてるあれかな?…

くらいの印象しか持たれていないかもしれない。

 

実は、真夏の炎天下でもまったく元気印で、

場合によっては初冬まで花を咲かすことができるタフさ。

背はそんなに高くならないものの、

旺盛に枝葉を伸ばし、たくさんの花を咲かせているエネルギッシュな様子からは、

線の細くない生命力と意志が見て取れる。

往来の激しい車道端でも、生きられる強さがあるのだ。

 

例えば牡丹や百合、すみれの花などを見ると、

まぎれもなく女性的な空気感があって、

精霊がもしいるとしたら、

それは女性の姿をしていそうだなと想像する。

けれどもランタナは、枝は細いけれどしっかりしていて、

どこか素朴で飾り気がない。

フェミニンという感じより、

可愛い明るさと純朴さ、満面の笑み…

といった表現の方が合っている気がする。

 

桜の精は男だと何かで読んだことがあるが、

ランタナはあまり手をかけず、荒めの環境でもちゃんと育つし、

もしかしたら男子の精霊の花なのかな?

などと思ったりしている。

 

和名を「七変化」と名付けられ、

色彩豊かで鮮やかな花色が移り変わるという不思議さを宿して、

愛らしい姿を見せてくれるランタナ

今年はこれで終わりだろうけど、

最後に笑顔にも似た花を咲かせてくれたのだ。

今も、こちらを向いている。

 

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よしたか