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虹の書斎

花散策文や詩、音楽やスポーツ、健康や時事関連等心の赴くままに記しています。

水田と花

 

初夏らしい、まっすぐに届く強い陽射しと、

サラリとしたそよ風。

爽やかな日和が、本当に気持ちよくて、

梅雨までの、束の間の恵みだ。

 

クローバーの白い花があちこちで咲いて、

色とりどりのパンジーも、愛らしい。

 

生えっぱなしだった雑草は刈られて、

返された田の土が、空気を含んで、

ほこほこした姿になっている。

 

いよいよ、栓が開かれたようで、

乾いていた側溝を、

勢い良くジャブジャブと水が流れだした。

順次、田へと注ぎ込んでいって、

ちょっとワクワクする。

 

透明な水が、濃い焦げ茶色に、黒色にと、

土を重たい色に変えながら、

だんだんと、ヒタヒタと、

田を覆っていく。

 

何故だろう。

覆いながら広がる水を見ていると、

そして水が張られると、とても癒されホッとする。

水面が風に揺れ、微かに波を起こしながら、

透明の水と、水に収まった土が、

こころを安堵させるのだ。

 

乾いていた大地の、

水を待っていた気持ちが、

こちらにも映るのだろうか。

 

あちこちの側溝を流れる水。

水気を孕んで、水田へと移り変わる大地。

日本人としての、深いところというか、

遺伝子や血のようなところから、

沸き立ってくる幸せと喜びを感じる。

 

きれい。

水と土の融合と落ち着き、緑の風。

心地のよい時間が流れる。

ずーっと水と土を見ていて、

それだけで幸せになる。

 

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よしたか