虹の書斎

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風景の色彩

 

人によっては、かなり長期の連休を見込める、

今回のゴールデンウィーク

 

国内・海外旅行、実家への帰省と、

例年以上に、多くの方が動かれるのだろうか。

なんとなく、人の数が少ないかも。

早速、ご近所でも、そんな印象を受けた。

 

熊本・大分では今も余震が続き、

その状況や、被災されている方々を思うと、

とても手放しでは喜べないが、

やっぱり、休みはうれしい。

体調が芳しくないため、

療養できることが、ただ、ありがたい。

 

休み2日目。

家で横になっているよりもむしろ良いかもしれない…

気分転換のため、

散歩に出てみることにした。

 


外は強めの風が吹き、冷たさも少しあるけれど、

思ったよりスッキリとしていて、

気持ちの良い晴れ具合。

 

陽射しが目にはまぶしいものの、

キラキラと、光の粒が降りそそぎ、

肌にサラリと触れて、透過してくる。

こころよい晴れの午後だ。

 

陽光の中、目を細めて辺りをうかがうと、

植物に光が反射して輝いて見える。

この時期ならではの、生成化育する自然。

太陽のあと押しを受けて、

躍動し、ますますに発展していくのだ。

 

春本番だなぁ…」

見る者を惹きつける自然の彩色。

色鮮やかなに織りなす風景の、爽やかな甘美さ。

とびきりの季節の中にいる。

 


ソメイヨシノは花のフェーズを終えて、

葉を茂らせ、緑支度を進めている。

その隣では、

なめらかな木肌も涼しげに、ケヤキが背高くそびえ、

葉音をサヤサヤと降らしている。

 

通りに面する小さい公園では、

小学生たちがサッカーボールを蹴り、

軽めに、ゲーム中のようす。

あれこれと、真剣な大きな声で指示を出し合っている。

 

子供たちに負けじと、

シバザクラが生命力いっぱいに花壇で咲き栄えれば、

幾種類ものバラの花は、公園の一角で、

色とりどりにゴージャスに誇らしげだ。

 

 

住宅街の外へ足を踏み出してみると、

柿や栗などの木々たちが、

つやつやした萌木色の若葉を、

枝という枝で、豊かに旺盛に成長させて。

その近くの梅の木たちは、

一足早く、成熟へと向かうべく、

小さなたくさんの実をつけている。

 

黄に近い新芽の色から、若草や萌黄の黄緑。

常緑から、松葉のような深い緑に至るまで。

木々のまとう葉緑のグラデーションは、

色の数をまた増やして、

見事な新緑の景観を、田園に作りだしている。

 

そして、近く遠く、風景の中の緑の体積は、

一週間前よりも明らかにそのカサを増し、

緑濃き季節に向けて、

さらにここから繁茂していくのだろう。

その色調を深めながら。

 


牡丹が咲き、ツツジやサツキが溢れ、

ジャスミンの花の群れからは、

濃厚で官能的な、甘い香りが放たれる。

 

白にうす紅にハナミズキは風にふるえ、

白紫色のフジの花は、

品良くしだれ、風に揺れている。

ドウダンツツジ

パンジー

アヤメ

……

 

表情豊かな緑と、花々の色彩、

大地の茶色と、光り映える空色。

その変わりゆく絶妙なハーモニー、

景色を染め上げる色みの共演は、

本当に、かけがえがない。

 


エネルギーに満ちて、目を瞠る、

この時期の鮮やかな色模様。

植物たちがそれぞれに生命を発動させて、

皆、全力を傾けている。

 

目を向けて、心を向けて、愛でて、

思わず感嘆の声をあげて、感謝して。

「 美しい…」 

「 鮮やかだなぁ…」

いつしか、足取り重く家を出たことを忘れていた。

 

この風景と、風景を彩るものたち。

それを当たり前に享受する贅沢。

自然と交わし、季節を分かち合う歓び。

 

「散歩に出てみてよかったな」

その恵みをかみしめて、

風の中を、ゆっくりと歩いた。

 

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 菖蒲と、少し黄菖蒲

 

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ライムポトスの葉みたいな、柿

 

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小さく密集 ジャスミンの花

 

よしたか

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