虹の書斎

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シモクレン

 

紫の花弁。

内側はほんのりピンク色をしているように見える。

紫の木蓮、シモクレン

 

その存在に全く気付いていなかったのだが、

ウォーキングをしていたら、あるお宅の庭で、

立派な佇まいのシモクレンが、

紫色の美しい花姿を、

ゴージャスに溢れさせていた。

 

満開というよりも、

横溢と言いたい感じがするのは、

木蓮ならではの、大ぶりで厚みのある、

布地のような花弁の存在感のためかもしれない。

白色とは異なる紫の集積には、

また独特の風情がある。

 

以前にハクモクレンについて記述した際に、

ハクモクレンは、

どこか霊的な雰囲気を孕むように見え、

その白色が静かだけど強い、光そのものを象徴し、

結界を張って場を守っているかのようだ…。

と、そんな風に、

独特の存在感を感じる旨表現した。

 

あくまで個人的感覚からの見解ではあるけれど、

このシモクレンにも、

その独特の「光」「護」の質感があるように思う。

木蓮という植物のもつ何らかの働きなのかなと、

やっぱり思えてくる。

 

ただ白とは違うところもはっきりとあって、

紫色と内なるピンクの力なのかもしれない。

外に打ち出してくる威勢と美麗さが際立ち、

結界の「護」のような陰の作用よりも、

現実的に払い退ける、

辺りへと発散する紫の光を感じさせる。

とにかく美しい姿が印象的だけど、

負を払うような、女性的な陽の、

能動の強い感触が届いてくる。

 

それとも、言い方が逆だろうか。

女性的な美しさのある、

誉れある武人の男性のようでもあり、

美しく典雅な中に、

どこか迫り来る猛々しさが感じられる。

女性の男性化、男性の女性化というのではなく、

二極面ある感じなので、

そういう意味では、

両性的な存在力を保持する植物なのかもしれない。

 

あくまで個人的な考察なので、

何を保証するものでもないが、

でも、そういう独自な質感で捉えられるところがまた、

モクレンならではの特徴…

なのだろうとも思う。


白でも紫でも、

木蓮にはそういった不思議な役割、

どこか監視役のような、

少し怖い雰囲気が漂うと感じるが、

そば近くに寄ってみると、

柔らかくて厚みのある花は、

いかにもたっぷりとしていて、

優美さのある大人の落ち着き、

品のある色香を醸し出している。

穏やかでまろやかなその気配には、

陶然とさせられる。

 

豪華で華やかなシモクレン

懐の深い紫ピンクの美麗さ・豊かさ・力強さは、

誠に見事だ。

優しさと迫力という、

まれなる調和を実現させており、

目と心を惹きつけてやまない、

魅力に満ち溢れている。

 

ハクモクレンとはまた異なった、

女性的で、どこか猛りある男性性をも滲ませて在り、

その花姿は大変な美しさで、

場に轟いている。

 

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よしたか

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