読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

虹の書斎

花散策 テニス(Rフェデラー• 観戦感想) 健康 肌ケア 音楽 時事 詩 雑記etc

椿 カメリア

寒椿に始まり、この春先に至るまでの間、

深紅やソフトピンク、多彩な赤やピンクのバリエーションで、
冬の間も景色に色をもたらしてくれた、多種類の椿たち。

春を迎え始めて、今はあちらこちらで、
艶やかさや可愛らしさなど、
各々の種の特徴を、魅力いっぱい露わにして、
繁茂するように咲いている。

散歩中に見かけた椿の見事な美しさ。
鮮やかなマゼンタとピンクにかすかな黄色が混ざり込む、
官能的で色気のあるその色味は、
場に華やかで濃密な歓びの気を漂わせていた。

椿の花びらは、過度なほどにやわらかみがあり、
傷つきやすく、そのまま傷んでしまう。
輪郭もあいまいな危うさを孕んでいて、繊細でもろい。
傷んだところから簡単に腐敗して、
花もポトポトと簡単に落ちて、土に戻っていく。

葉はそれとは逆に、しっかりと厚く固さがあり、
エッジもきっぱりと裁断されているようにメリハリがある。
葉色も濃いみどりが鮮やかで、つやつやしている。
この花と葉の対比のバランス具合が、
椿独特のものがあって興味深い。

赤みの強い官能的な椿の花。
ピークを過ぎた花たちには、
どこかギリギリの弛みと、
美しい艶やかさとの、綱引きが起きているのを感じる。

小さなハエや羽虫が、木の周りをたくさん飛んでいて、

何らかの有機的なガスのようなものが、
発散されているのだろうか。
そういう質感も、椿ならではだ。

本当に短い期間にのみ、
完全な極上の美をもって現れる椿の花。

木偏に春と書く椿は、春を代表する植物であり、
今まさにピークを迎えている。
赤にピンクに白に、奔放に咲き乱れて、
春を鼓舞しているかのようだ。

 

f:id:umenokiyoshitaka:20160322000853j:plain

f:id:umenokiyoshitaka:20160322000949j:plain

f:id:umenokiyoshitaka:20160322010136j:plain


よしたか

 

広告を非表示にする